私がスペインのバルでよく注文する料理のひとつ「タコのガリシア風」。先日はじめて自宅で作ってみたら簡単においしくできたので、レシピをシェアします!
「タコのガリシア風」とは?
ガリシアはスペイン北部に位置する州で、南側はポルトガルに面しています。この地方は海産物が豊かで、魚介類を使った料理がおいしいことで有名。「タコのガリシア風(=Pulpo de la Gallega/プルポ・ア・ラ・ガジェガ)」は、ガリシアの代表的な料理のひとつ。ガリシア州内だけでなく、スペイン全土のバルで提供される人気のメニューとなっています。
(画像出典:Wilipedia - ガリシア州)
「タコのガリシア風」のレシピ
さっそく「タコのガリシア風」のレシピをご紹介します!少ない材料で簡単に作ることができますよ。
材料(2人分)
- タコの足の部分(15cmくらい)
- ジャガイモ(1個)
- オリーブオイル(大さじ1)
- パプリカパウダー(適量)
- 粗塩(茹でる時/小さじ1、最後の仕上げ用/適量)
作り方
- ジャガイモの皮を剥き、厚さ1cmにスライスする。
- 鍋に湯を沸かし、塩小さじ1加え、タコの足とジャガイモを茹でる。
- タコは固すぎず柔らかすぎずの頃合いで取り上げる。ジャガイモは崩れない程度の柔らかさまでゆでる。
- 茹で上がったタコを厚さ1cm程度にカットする。
- ジャガイモとタコを重ね、つまようじで刺す。
- 粗塩、オリーブオイル、パプリカパウダーをかけて完成。
ポイント
- 使用するタコは、生、調理済み、冷凍などによって茹で時間が違うので各自調整してください。昔はタコを叩いてから煮ていたそうですが、今は冷凍庫で冷凍してから解凍後に煮ると、繊維が壊れて柔らかくなるそうです。
- シンプルな料理なので塩茹でする時にしっかり塩味を付けるのが大事。お湯に塩を入れ忘れると残念な仕上がりになるのでご注意を。
- 完成したら温かいうちに食べるのが最大のポイント!この料理は冷めると美味しさ半減です!!
「タコのガリシア風」が余ったら・・・
タコのガリシア風の材料が余ってしまったら「タコ焼き」や「タコのお好み焼き」にアレンジ!柔らかく茹でたジャガイモはつぶして山芋すりおろしの代わりに使用。うちはキャベツがなくてカリフラワーが余っていたので、カリフラワーを細かく切って代用しました。
パプリカパウダーには「ピカンテ=Picante(辛いもの)」、「Dulce=ドゥルセ(辛くないもの)」があって、本格的に作る場合は半分ずつかけるそうですが、うちは辛くない方だけ使用。それでも十分おいしいです。パプリカパウダーはフライドポテトや白身魚のフライ、マリネなどにかけるだけで一気にスペイン料理っぽく彩り鮮やかになります。
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