いろんな人からおすすめされるバルセロナの人気老舗バル、「Quimet& Quimet」を訪問したのでログ(記録)。100年以上続くこのお店は創業者から4世代にわたり引き継がれ、現在はQuimさんという方と彼の奥様やご姉妹とともに家族経営されています。
「Quimet & Quimet」の基本情報
観光ガイドブックにもよく載っているらしい老舗のバルQuimrt&Quime。創業は1914年。地元バルセロナの人からもおすすめされることが多いので気になっていましたが、ついに訪問。
「Quimet& Quimet」の最寄駅はメトロL3線のPoble-sec駅。駅から5分ほど歩くとバルセロナのバル通りと呼ばれるブライ通りに入ります。「Quimet & Quimet」はそのブライ通りの一角にあります。ブライ通りにはお手頃なピンチョスバルが立ち並んでいるので、飲み歩きが好きな人には楽しいエリアです。
- 店名:Quimet & Quimet(キメキメ)
- 住所:Carrer del Poeta Cabanyes, 25, 08004 Barcelona
- 最寄駅:メトロL3線 Poble-Sec駅
- 営業時間:【月曜~金曜】12:00~16:00、18:00~22:30(土日休)
- ウェブサイト:https://www.quimetquimet.com/
- Googleマップ:
「Quimet& Quimet」の雰囲気
入り口は赤い扉と高い天井が目印。平日の夜21時頃に訪れたところ、入り口の外までお客さんが溢れていました。さすが人気店。
ひとり酒だったのですぐにカウンターの隙間を陣取ることができました。立ち飲みスタイルの店内は30人がキャパシティでお客さんでいっぱい。店内に入ると壁一面に所狭しと並ぶボトル(なんと500種類以上!)が目に飛び込んできてワクワクします。
「Quimet& Quimet」のメニュー
メニューにはスペイン語と英語が併記されています。店員さんに聞くとドリンクはこのメニュー表に記載されているものに加えて、壁にあるボトルのお酒も一杯4€で頼むことができるとのことでした。
さらにここ「Quimet & Quimet 」はボデガと言う酒屋さんでもあるので、壁のワインボトルや缶詰めなどは購入可能だそう。まるで日本の酒屋さんの角打ちですね!ますますワクワクしてきます。
料理メニューは左がコンビネーション料理とタパス系(小皿料理)、右は小さなパンの上に食材を載せるおつまみです。デザートもありますね。
「Quimet & Quimet」にはキッチン(調理場)がないので、カウンターのケースに並ぶ食材や缶詰を材料にした簡単なおつまみ料理が提供されます。
さっそく注文(初回来店)
メニューを見てもよくわからなかったので、カウンターの隣の人に話しかけ、お皿を指差して「コレ何?」と聞いてみました。パンコントマテが美味しそうだったので同じものを注文。すぐに2ピース来ました。ビールに合う!
大好物のギンディージャ(青唐辛子の酢漬け)がカウンターガラス内に見えたので、一皿分もらいました。スペインでお酒を呑むときの漬物的な相棒。これがあればいくらでも呑めます。
牡蠣のオリーブオイル漬も注文。身がしっかりあって最高。
この日はビール2杯と3皿で13.60€。
後日再訪しました
この日は昼の14時ころ訪れました。夜とは打って変わって空いていて、店員さんもたくさん相手してくれました。メニューを見て迷っているとアドバイスしてくれたり、わたしがビールをちょろっとこぼすとサッとダスターで拭いてくれたりと、親切な接客にほっこり。
まずはQuimet&Quimet Oscura(黒ビール)2.7€と、サーモンとヨーグルトのおつまみを。さっぱりして食欲スイッチが入ります。コクのある黒ビールとの相性もいい感じ。
お次はムール貝とキャビアのおつまみ。この組み合わせ、最高です。気が付いたら食べ終わっていました。
この日もギンディージャ。
最後に「タラとオリーブパテ」のおつまみ。淡白なタラにオリーブパテの濃い香りと味が乗っかってお口の中でバランスよく混ざり合います。
カバワインが飲みたくなりましたが、まだ昼とはいえひとり酒なので自制心が働きここでお会計。トータル14.70€。
ごちそうさまでした!
「Quimet & Quimet」は評判通り楽しい時間とおいしいおつまみを提供してくれるお店でした。店員さんやほかのお客さんとの距離感が心地よくて、やっぱり酒場放浪はいいなとあらためて実感。もっと酒場開拓したい欲が湧いてきました。
カウンターで隣にいたお客さんに話しかけたら意外な共通点があり、カタコト英語とスペイン語で盛り上がる…そんな時間を過ごし、ここは門前仲町か、新宿ゴールデン街か、はたまた横浜野毛なのか。そんな通い慣れた酒場にすこし似た空気をバルセロナでも触れられた気がして、堪らなく幸せでした。
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