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【タラゴナのレストラン】「Racó de I’abat」家庭的サービスと絶品カタルーニャ料理

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バルセロナから日帰りで行ける世界遺産の街「タラゴナ」にあるレストラン「「Racó de I’abat」の訪問記です。

 

日帰り旅の充実度を格段に上げるポイントはレストラン選び!一日だけの滞在だからこそ、おいしい食事にありつけるかどうかは重要です。レストランに満足できたかによってその土地の印象や旅の思い出は大きく左右されるものだと、これまでの経験から感じています。

タラゴナでランチをする際、どこがいいのか迷っている方へ全力でおすすめする絶品カタルーニャ料理のお店をご紹介します。そのレストランの名前は「Racó de I’abat

 

 

タラゴナの感動レストラン「Racó de I’abat」

タラゴナ日帰り旅の際ランチをどこで食べようかと迷っていた時のこと。まずはおなじみトリップアドバイザーで調べてはみるものの、レストランに口コミしているのは観光客ばかりなので、もちろん観光客向けと思われるお店ばかりが上位に出てきます。

パッと心惹かれるレストランがなくてどこがいいのやらと悩むこと数分間。ふと、「郷土料理」のカテゴリーで絞って再検索してみようと思い立つ。そして出てきたのがレストラン「Racó de I’abat」でした。

 

レストラン「Racó de I’abat」の基本情報

「Raco de I'abat」は旧市街の一角にあるレストランなので、観光の途中に訪れやすく便利です。 

  • 店名:Racó de I’abat
  • 住所:Carrer de l'Abat, 2, 43003 Tarragona
  • 電話番号:977 78 03 71
  • 営業時間:【ランチ】火~日曜13:00~15:45【ディナー】木~土曜20:00~22:45【定休】月曜日
  • Googleマップ:

 


「Racó de I’abat」の雰囲気

「Racó de I’abat」は家族経営のレストランで、奥様がシェフ、旦那様が給仕を分担しています。ランチタイム開始は13時。スタートして早々に訪れたので席に案内してもらえました。もともと予約が数組入っていたようで、そのあとに訪れたお客さんは断られてしまっていました。

平日のランチタイムなら予約なしでも大丈夫なようですが、週末は上記のように地元客の予約が入り席に限りがあるので予約しておいた方が確実。ただし家族経営だけにウェブサイトなどない様子で、TripAdviserが運営する予約サイトにも対応していないので、自力で電話予約するしか今のところ方法は見当たりません。(予約代行をご希望される方がいらっしゃいましたらコメント欄経由でご連絡ください)

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入り口の看板

 

石造りの建物を活かした店内。タラゴナ遺跡の延長線にいるような気分でワクワクします。席に案内された順に旦那様から色んな説明をしていただきます。
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アジア人である私たちには初めに「観光客が多い場所だけど、私はスペイン語(カスティージャ語)とカタラン語しか喋れないんだ」とことわりを入れる旦那様。カタコトの英語でお店の説明を一生懸命してくださる姿がとても好印象でした。そして「うちのレストランは妻がシェフをしているんだ。おいしいカタルーニャ料理を作るとてもいいシェフだよ」と、キッチンにいる奥様をベタ褒めして紹介するところにも、あたたかい人柄があらわれていて素敵でした。

写真には空いているテーブルが見えますがこれは予約済みの席。地元の人から人気の様子で、ご家族や親せきの集まりのような10人規模の2組が14時過ぎにやってきました。

 

「Racó de I’abat」のメニューをチェック

レストラン「Racó de I’abat」のランチにはメニューがありません。その日の仕入れによってメニューを決めているからだそうで、給仕担当の旦那様が丁寧に前菜、メイン、デザートからなるメニューを説明してくださいます。一人15€でドリンク代は別。

メインは肉と魚から選ぶことになりますが、肉も2種類、魚は3種類の選択肢が提示されました。以下は私が訪れた日のメイン。選択肢がたくさんあって迷ってしまいます。

  • 【肉】「イベリコ豚のソーセージ」or「牛肉」
  • 【魚】「サバ」or「クロダイ」or「イワシ」or「全部のミックス」

 

家族経営の人気レストランなので、お料理が出てくるまで少し時間がかかりました。その時間も石造りの店内を観察していたらあっという間。そしてやってきた前菜がこちら。

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海老・イカ・ムール貝とジャガイモのパプリカ風。味付けはしっかりめでジャガイモに魚介類の味がよく染み込んでいます。肉じゃがならぬ、海鮮じゃがとでもいうところでしょうか。家庭的でホッとする味です。おいしくて無言で食べてしまいました。笑


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もう一品の前菜はムール貝の酒蒸し。サラダも付いてきます。ムール貝そのものの素材の良さが引き立つよう調理されているところに、奥様シェフの腕の良さを感じます。


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サラダのドレッシングとして提供されたオリーブオイルとバルサミコ酢。どちらも生産地はカタルーニャ州でした。地元贔屓にするのはスペインらしい。


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そしてメインのお魚。欲張って3種類のミックスを注文しました。ちょっとずつテイスティングする程度の量かと思っていたら、それぞれたっぷりのボリューム!お魚をいただく機会が少ないので嬉しい悲鳴。サバは油がのっていて身もふっくら。クロダイは淡白な素材の味を活かし箸休めに丁度いい優しい味付け。イワシはパリっと焼かれた皮と程よい苦みが絶妙でした。


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お肉も美味しかったようです。


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デザートはティラミスとクリームケーキを頼みました。良い意味で洗練されていない家庭的なおいしさが魅力でした。コーヒーも頼んで大満足!

 

ごちそうさまでした!

お値ごろなうえに家庭的でおいしいカタルーニャ料理をいただけるタラゴナのレストラン「Racó de I’abat」。奥様シェフが腕をふるうお料理はまた食べに行きたくなる、忘れられない味でした。温厚で誠実な旦那様の給仕にもホッコリさせていただき幸せな時間でした。

このレストランの一番の魅力は、なんといっても素敵なカップルが経営しているというところ。夫婦として、チームメイトとして、お互いを尊重しあい、得意なことを役割分担し、ゲストを喜ばせてくれる。いつまでもご夫婦が健康で仲良く幸せでいてくださいますようこっそりと祈っています。いつか再訪したいので。 。。 

 

以上は個人的な感想です。ぜひ皆さんの目で見て、肌で雰囲気を感じて、舌で味わってみてくださいね。

 

(おまけ)タラゴナで出会ったオモシロシリーズ

タラゴナの街角で見つけたちょっと変わったモノたち。

 

シルクローマの一角にあった像。人の子どもが狼(?)の父を飲んでいます。

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この信号、小さくないですか?胸の高さくらいしかありません。
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噴水に向かって水を噴き出す動物たち
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