人気ガウディ作品カサ・バトリョの隣に建つ個性的な建築、気になりますよね。この建物は「カサ・アマトリェール」と呼ばれているスペイン最古のチョコレート一家、アマトリェール家の3代目が建築家プッチに設計を依頼した邸宅です。
- 建築家プッチが設計したカサ・アマトリェール
- アマトリェール氏の邸宅という意味=カサ・アマトリェール
- 現在のカサ・アマトリェール
- カサ・アマトリェール建物内の見学ツアー
- カサ・アマトリェール(Casa Amatller)の基本情報
建築家プッチが設計したカサ・アマトリェール
カサ・アマトリェール(Casa Amatller)の外観はユニークで特徴的。ガウディが設計した人気のカサ・バトリョの隣にありながら、負けず劣らず個性的で目立つ風貌。ガウディ建築とは一味違う魅力が溢れています。
カサ・アマトリェール(Casa Amatller=Amatller氏の邸宅)は、モデルニスモ建築家Josep Puig i Cadafalch(ジョセップ・プッチ・カダファルチ/1867-1956)によって設計されました。プッチはアントニ・ガウディやドメネク・モンタネールとともにカタルーニャのモデルニスモ建築を語る際には欠かせないの偉大な建築家の一人。さらに彼は建築家だけでなく、美術史家、考古学者、政治家の顔も持っていたユニークな経歴の持ち主です。
アマトリェール氏の邸宅という意味=カサ・アマトリェール
1797年から続くスペインで最も古いチョコレート店を営むアマトリェール一家に生まれたAntoni Amatller(アントニ・アマトラー)氏は、1898年にバルセロナのグラシア通りにある建物を買い取り、新しい家へのリニューアルを計画。その設計を建築家のプッチに依頼しました。これにより現在の特徴的な建物が完成しました。
現在のカサ・アマトリェール
現在の内部は1階がチョコレートショップ&カフェ、2階は当時の家具や装飾品が揃う博物館になっています。建物内を見学したい方は、後述のビデオガイドツアーに参加すれば19世紀のブルジョワジー暮らしの雰囲気をそのまま楽しめます。
バルセロナの建築はガウディやモンタネールの作品があまりにも有名で、カサ・アマトリェールはその影に隠れてしまいがちですが、個人的には大好きです。テトリスみたいな角ばった三角屋根の形、彫刻で作られたカタルーニャ地方の守護聖人サン・ジョルディやドラゴンの姿、精巧な植物モチーフなど、個性豊かな装飾が面白い。じっくり見るといろんな発見があるので、カサバトリョの隣のカサ・アマトリェールもぜひ見てみてください。
カサ・アマトリェール建物内の見学ツアー
Casa Amatllerは建物内の見学が可能です。45分間のビデオガイドツアーは10:00~18:00までのあいだ30分おきに行われています。ツアーの最後にチョコレートが提供されるお楽しみ付き。チケットはオンラインで買うと15%引きなので、現地で買うよりお得です。(45分のビデオガイドツアー/大人1名:現地購入22€、オンライン購入16.5€)Casa Amatller公式サイトのチケット購入ページ
カサ・アマトリェール(Casa Amatller)の基本情報
- 住所:Passeig de Gràcia, 41, 08007 Barcelona
- 営業時間:10:00〜18:00
- アクセス:地下鉄Passeig de Gracia 駅1分
- ウェブサイト:https://amatller.org/
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