スペインの1月6日は祝日でこの日に「ロスコン・デ・レジェス(Roscón de Reyes)」という菓子パンのようなケーキをみんなで食べます。どんなお菓子なのか、どうやって食べるのかを紹介します!
スペインは1月6日までクリスマスモード!
スペインは12月24日のクリスマスイブから1月6日の公現祭と呼ばれる祝日まで、約2週間クリスマスシーズン!
前日の5日の夜から6日にかけてスペイン各地で賑やかなパレードが行われたり、家族で集まったりするのが恒例(今年はそうもいかないけど)。例年なら、ディズニーランドのエレクトリカルパレードの素人版みたいな山車が街の通りを巡って、お菓子をバラまきます。スペインの子どもたちは12月のクリスマスと1月の公現祭の2回、プレゼントをもらえるんだとか!
公現祭(Día de los Reyes Magos)とは?
公現祭(Día de los Reyes Magos)はキリスト教のお祝いの日で、東方の三博士(三賢者・三賢人とも呼ばれる)がイエス・キリストの誕生を祝福し贈りものを持って拝みに訪れた日とされています。それぞれの贈りものは黄金/oro、乳香/incienso、没薬/mirra。
このエピソードに由来して、スペインでは1月5日の夜に三博士がラクダに乗って子供たちにプレゼント持ってやってくるという習慣になっています。
ロスコン・デ・レジェスの食べかた
ロスコン・デ・レジェスは、マジパン生地で作られた甘い菓子パンのようなケーキ。真ん中に穴が開いた形で、表面は砂糖漬けのフルーツなどで飾られています。横半分に切って中に生クリームが入っているものが人気。
スーパーマーケットやケーキ屋さんで年明けから販売され始めます。人気のあるケーキ屋さんのロスコン・デ・レジェスは行列ができたり売り切れてしまうことがあるので、余裕を持って購入するか予約がおすすめ。スーパーのものは大量に仕入れてあるので品切れにならず価格も比較的安価です。
ロスコン・デ・レジェスの食べかたには特徴があって…
- ロスコン・デ・レジェスの中には「人形」と「コーヒー豆(または乾燥豆)」が入っている
- 「人形」にあたった人は幸運が訪れる&王冠を被って一日王様になれる
- 「コーヒー豆(または乾燥豆)」にあたった人はロスコン・デ・レジェスをおごる(支払いをする)
というもの。ゲーム感覚でみんなで楽しみながら食べられるケーキなので、子どもはもちろん大人も大好きロスコン・デ・レジェス。
今年は老舗パティスリー「MAURI」のロスコン・デ・レジェスを購入しました。
【MAURIの基本情報】
- 住所:Carrer de Provença, 241, 08008 Barcelona→地図
- 営業時間:8:00~21:00、土曜9;00~21:00、日曜祝日9:00~14:00
- 最寄り駅:鉄道メトロ各線Provenca駅から2分、メトロL3線・L5線Diagonal駅から2分
- WEBサイト:https://www.pasteleriasmauri.com/
▼参考: