バルセロナの街中には面白いストリートアート(ウォールアート)がたくさん!カラフルで写真映えするものや社会風刺の意図があるものまで様々。この記事ではバルセロナのストリートアート(ウォールアート)必見スポットをご紹介します。
- kissをする唇(大聖堂の近く)
- ピカソの壁画(大聖堂広場付近の建物)
- フェミニスト達の名言(ボルン地区)
- Keith Haringのアート(バルセロナ現代美術館の裏)
- ピケ選手とラモス選手(グラシア通り)
- そのほかにも
バルセロナはガウディ建築やピカソやミロの美術館など芸術的な見どころが沢山あって、好奇心が刺激される街。世界的に有名なスポットに隠れて見落とされがちですが、実はバルセロナの街を歩いているだけでも素敵なストリートアート(ウォールアート)に出会う事ができるんです。今回は見逃せないバルセロナのストリートアート必見スポットをご紹介します。
▼本記事で紹介する場所をGoogleマイマップにまとめました。
kissをする唇(大聖堂の近く)
ドキッとするようなふたつの唇が重なるKissのアート。Joan Fontcuberta という方の作品です。近づいて見てみると、一枚一枚異なる写真の組み合わせでできていることがわかります。地元新聞社がバルセロナの住民に「自由な瞬間」の写真を送るように呼びかけ、それによって集められた約4000枚の写真で構成されています。
この作品は「カタルーニャの日」を記念して作られたもの。カタルーニャの日というのは、1914年9月11日にスペイン承継戦争でカタルーニャ国が降伏し、現在のスペインに取り込まるきっかけとなった日。その300周年を記念する2014年にこの作品が公開されました。スペインに降伏してからも決して失われないカタルーニャ人の生活、地域のアイデンティティ、そして自由を象徴するこの作品は、多くの人を惹きつける人気のフォトスポットです。
- 住所:Fotomosaic Joan Fontcuberta
ピカソの壁画(大聖堂広場付近の建物)
Collegi d' Arquitectes de Catalunya(カタルーニャ建築協会)の建物の壁に描かれているのは、パブロ・ピカソの作品です。写真の奥に見えるのはバルセロナのカテドラル(サンタ・エウラリア大聖堂)です。この壁画、何も知らないとイタズラ書きのように見えますが、ピカソが描いたことを知ると深い意味があるように見えてくるから不思議です。建物内は観光案内所とギフト・ショップになっています。トイレ利用の際は1€かかります。
- 住所:Plaça Nova, 5, 08002 Barcelona
フェミニスト達の名言(ボルン地区)
旧市街ボルン地区の路地に突如現れるカラフルなグラフィック。女性のエンパワメント活動家たちの肖像と明言が描かれています。「"No hay nada más hermoso que la risa" Frida Kahlo(笑顔ほど美しいものはない)」、「"Este mundo no va a cambiar menos que entemos dispuestas a cambiar nosotoras mismas."(私たちが自分自身を変えようとしない限り、この世界は変わらない)」など力強いメッセージが発信されています。このスペースのグラフィックは時々描き替えられるので、期間限定の可能性あり。
- 住所:Carrer de la Bòria, 3
Keith Haringのアート(バルセロナ現代美術館の裏)
ストリートアートの先駆者とも言われるアメリカの画家、Keith Haring キース・ヘリングのグラフィックのコピーがバルセロナ現代美術館の敷地内の壁に描かれています。元々は他の場所にありましたが、損傷が激しく維持するのが難しかったため、美術スタッフの手でここに移設・復元されました。1990年にエイズで亡くなったキースはHIV感染をテーマにした作品を多く残しており、これもその一つ。麻薬に囚われたヘビ、逃げるヒューマノイド、死や病の恐怖などを表し、セックス・アンド・Noドラッグを訴えています。美術館に入場しなくてもこのグラフィックは見学可能。美術館の建物の裏手にあります。
- 住所:Plaça dels Àngels, 1, 08001 Barcelona
ピケ選手とラモス選手(グラシア通り)
2019年12月、サッカーチームFCバルセロナ対レアル・マドリードの試合(通称:クラシコ)の開催前に登場した作品。カタルーニャ州の独立投票についてスペイン中央政府との対話が進まず政治的な混迷を極める中、当初10月に開催予定だったクラシコは選手や観客の安全を考慮して12月に延期となりました。その騒動を受けてバルセロナの街に突如現れたのがこのアート。同じスペイン代表選手として活躍するFCバルセロナのピケ選手と、レアル・マドリードのセルヒオ・ラモス選手。スペイン代表としては良きチームメイトですが、スペインリーグではライバルチームの選手としてお互いを意識した発言で常に注目を集めています。その2人をモチーフに「Kiss&Talk(キスと話し合い)」を呼びかけるこのアート。サッカーファンなら写真におさめたい一枚。
そのほかにも
ご紹介したウォールアート以外にも、バルセロナではたくさんのグラフィックを見つけることができます。目線をスマホから離して街歩きをすると、素敵な発見があるかもしれません。バルセロナの街歩きを存分に楽しんでくださいね。
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