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【タラゴナ】バルセロナから日帰り旅・世界遺産遺跡群がある街「タラゴナ」へ

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バルセロナから日帰りで行ける街「タラゴナ」。ローマ時代の遺跡が有名なこの街は、バルセロナから電車で約30分~1時間半で行くことができます。バルセロナ滞在時に丸1日時間があるという方にはぜひおすすめしたい場所です。

 

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バルセロナからタラゴナへの行き方(電車)

バルセロナ市内からタラゴナまでのおすすめの行き方は電車です。以下の所要時間と料金はサンツ駅起点で調べています。

【乗車料金と所要時間】

  • AVE、ALVIA(特急):17.50€~32.20€(約35分)
  • R.EXPRES (普通):8.05€(約1時間半)
  • 乗車時間30分ちょっとのAVE・ALVIA・AVANTは時間帯によって料金が異なります。ご利用される際はRenfe鉄道のサイトから出発時刻と所要時間、料金をご確認ください。

【タラゴナ日帰り観光モデルコース】

  • 08:30 バルセロナ-サンツ駅出発(AVE)
  • 09:00 タラゴナ駅到着
  • 09:00~11:00 ラス・ファレラス水道橋
  • 11:00~13:00 旧市街散策(カテドラル、円形闘技場、シルクローマなど)
  • 13:00~15:00 ランチ休憩
  • 15:00~17:00 旧市街散策(つづき)
  • 16:30 タラゴナ駅出発(AVEかAVANT)
  • 17:10 バルセロナ-サンツ駅到着

※所要時間はめやすです。

 

タラゴナの過ごしかた

タラゴナにはローマ時代の遺跡が見事に整備されて残っており、悠久の歴史を感じることができます。これらの遺跡群は世界遺産に登録されているだけあって見ごたえがあります。そんな魅力的な街タラゴナのおすすめの過ごしかた。

 

ラス・ファレラス水道橋 

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タラゴナに到着したらまず見ておくべきは「水道橋」。スペイン国内ではセゴビアの水道橋が有名ですが、タラゴナの水道橋はそれに次いで2番目に大きいのです。そして何と言ってもこの水道橋は上を歩くことができます!タラゴナ駅や旧市街からは少し離れた郊外にあるのでタクシーかバスで向かうことになりますが、せっかくタラゴナに来たのならぜひ見ていただきたい遺跡です。タクシーならタラゴナ駅前から片道15分程度10€ちょっと。

ラス・ファレラス水道橋は別名「悪魔の橋」とも呼ばれているそう。その由来は当時の建設技術からは考えられないほど早く完成されたために「悪魔の仕業」と恐れられたからだとか。

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ラス・ファレラス水道橋の上を歩くと、とても気持ちがいい!タラゴナ郊外の小高い丘の上にあるので、橋の上からの眺望は抜群。澄んだ空気を吸ってリフレッシュできます。橋の上の道は人がひとり通るのがやっとの細さなので、反対側から人が来たら笑顔で道を譲りあうことになります。それもなんだか心がほっこりしていい気分。

水道橋まではタクシー移動となりますが、街中の観光ばかりでリフレッシュしたい方にはとくにおすすめです。

 

円形闘技場

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タラゴナの円形闘技場は地中海沿岸の少高い丘に位置しているため、青い海を背に円形闘技場を拝むことができます。ローマ時代の人たちはこの絶景を見ながら闘いを観賞していたのかと思うと、人間同士の闘技というのは当時最高クラスのエンタテイメントだったんだろうな、などど考えてしまいます。映画「グラディエーター」の景色そのものです。紀元1~2世紀に建設され、客席収容人数は1,400人。

 

プレトリローマとシルクローマ

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「プレトリ」とは紀元前1世紀に建てられたローマ時代の長官公邸のこと。その後中世の時代には王侯貴族の住まいとしても使われていたそうです。「シルクローマ」はそこに付随した地下通路や戦車闘技場などです。
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写真の暗く長い通路は、闘技場に続く地下廊下。壁には洞穴のような部屋がいくつかあります。その部屋が闘技に出場する選手たちの控室だったようす。
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塔の上まで登ると、地中海とタラゴナの街を臨める絶景が広がっています。タラゴナには高層ビルのような建物はなく、まるで中世のまま時が止まったような街並み。この景色を眺めていると、2000年前のローマ時代の空間、1000年前の中世の空間に触れているようで、せわしない日々の中で感じている「時間」の概念が崩れていく気さえしてきます。

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タラゴナ大聖堂


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タラゴナの大聖堂はローマ時代に200年以上かけて建てられただけありとても立派。建築開始時から建築様式も移り変わり、ロマネスク、ゴシック、バロック様式などさまざまな技巧が見られる所以です。荘厳な正面のファサードには精巧な彫刻が施されています。訪れたとき残念ながらカテドラルは閉まっていましたが、内部の美しいステンドグラスやイスラムの影響を受けた回廊の装飾は必見と聞きますので開いていればぜひ。

 

考古学の道


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「考古学の道」と呼ばれる城壁も、タラゴナの世界遺産群に登録されている遺跡のひとつ。紀元前3世紀ころに造らたこの城壁は、タラゴナの旧市街を囲っていたそうで、現在は一部のみが残っています。修復によりきれいに整備されて遊歩道として親しまれています。遊歩道の途中には古い大砲も置かれています。

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地中海のバルコニー

旧市街の円形闘技場付近からは地中海を一望できる絶景スポットがあります。6月ころからはビーチで日光浴をする人も増えてきます。散策に疲れたら、ビーチに出て波を眺めながらボーっとするのも素敵な過ごしかたですね。ただし夏のシーズンはビーチに人が多いことと、日差しが強いため30分もビーチにいるとヘトヘトになってしまいますのでご注意を。
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人間の塔のモニュメント

街の大通り「Rambra Nova」には、カタルーニャ地方の名物「人間の塔」のモニュメントがあります。実際に人間が塔を形作るようすはハラハラドキドキもの。参加する全員が信頼しあっていないと成しえないことです。そんな臨場感が伝わってくるモニュメントです。
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↓ の動画は人間の塔のイベントを見た時のもの。塔の一番上まで登る子供が小さくてびっくりしました。

 

バルセロナから日帰りで世界遺産を満喫できる「タラゴナ」

バルセロナからは特急AVEで30分ちょっとの場所でありながら、趣きの異なる古代ローマ時代の空気を満喫できる街「タラゴナ」。バルセロナ滞在時に丸1日時間あるという方にはぜひおすすめしたい場所です。

 

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