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スペイン旅行するときに読みたいおすすめ本5冊

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読書の秋…ということで、スペインを旅行される方におすすめの本5冊をご紹介します。

スペイン旅行するときに読書をおすすめする理由

スペイン旅行をする際にスペインの歴史や地方文化を知っていると、美術館や歴史的建造物を見学した時の充実度が格段に高まります。最近は人気施設の多くは日本語のオーディオガイドが用意されていますが、事前にガイドブック以外の歴史や文化に関する書籍を読んでおくと理解が深まり、実際に訪れたときの感動が倍増するはず!

 

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スペイン大好きな私がおすすめする本 5冊

今回は実際に私が読了した本の中からおすすめの5冊をご紹介します。  

 

物語 スペインの歴史 海洋帝国の黄金時代 

  • おすすめポイント:イスラムによるスペイン侵攻、レコンキスタ(キリスト教国土回復運動)、スペイン黄金時代、無敵艦隊の敗北など、スペイン通史のおもな人物を中心に物語風に描かれている本。キリスト教文化とイスラム教文化が混じりあった独特のスペイン文化の背景を知ることができるので、はじめてスペイン旅行する方、スペイン史初心者向けです。物語風でイメージが湧くような詩的な表現で楽しく読むことができます。

 

 

 

ハプスブルク家

  • おすすめポイント:ヨーロッパの歴史でキリスト教と同じくらい重要な要素が「王朝」。一般的に近隣国の領地を掠めとるときには武力や政治的な駆け引きが用いられるが、ハプスブルク家は「結婚」という方法でヨーロッパ全領域に領土を広げ、約700年間影響を及ぼした。当時スペインは南のアラゴン王国と北のカスティリア王国に分断されていたが、両国君主の縁談相手にハプスブルク家が決まったことで、その数十年後にハプスブルクがスペイン王位を継承することになる。ヨーロッパ各地の文化に色濃く影響を残したハプスブルク家の知識があると、美術や文化遺産に触れたときの感動の深みが増します。スペインだけでなくヨーロッパ各地を訪れる方必読の一冊。

 

ハプスブルク家

ハプスブルク家

  • 江村洋
  • 歴史
  • ¥850

 

バルセロナ 地中海都市の歴史と文化

  • おすすめポイント:バルセロナがスペインという国に組み込まれたのは15世紀後半以降のことで、今もバルセロナ属するカタロニアは独立を試みている。本書は「都市のかたち」をひとつの軸としてバルセロナを語っているのが特徴的。都市開発の背景や都市形成に関わった人たちの秘められた思想が丹念に描かれている。バルセロナの有名な碁盤の目の街並みの理由も知ることができる!多くの芸術家や知識人を惹きつけたバルセロナを「歴史(=時間軸)」と「都市のかたち(=空間軸)」の視点から知ると、街歩きする一歩一歩がさらに楽しくなります。

 

バルセロナ 地中海都市の歴史と文化

バルセロナ 地中海都市の歴史と文化

  • 岡部明子
  • ヨーロッパ
  • ¥950

 

物語カタルーニャの歴史 知られざる地中海帝国の興亡

  • おすすめポイント:カタルーニャ人のアイデンティティを成すバックグラウンドを知りたい方におすすめの本。北にピレネー山脈、東に地中海を持つカタルーニャ地方に住む人たちは独自のカタルーニャ語を話し、自分たちをスペイン人やフランス人である前に「カタルーニャ人」だと言う。カタルーニャは世界の覇権が地中海だった時代、軍事・貿易・文化で他国を凌駕し繁栄した。スペイン統一までの中世カタルーニャ史を歴史小説風に描いた本書を読めば、ここ数年のカタルーニャ独立騒動の背景を理解するのにも役立ちます。

 

 

ガウディの伝言

  • おすすめポイント:世界遺産サグラダ・ファミリアの主任彫刻家である外尾悦郎氏によるガウディ伝。ガウディに関する書籍はたくさん出版されていますが、実際に建築に関わるガウディ人の言葉は説得力があり心に響きます。長年サグラダ・ファミリア建築と向き合ってきた外尾氏が、ガウディの情熱を私たちに伝えてくれる最高の一冊。サグラダ・ファミリアの構造や機能、芸術性、目指す姿を教えてくれるほか、ガウディの他の作品にも触れられている。サグラダファミリアを見学する方には絶対おすすめです。

 

ガウディの伝言

ガウディの伝言

  • 外尾悦郎
  • アート/建築
  • ¥950

 

旅行するときのおすすめは「Kindle読書」!

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紙の書籍でページを繰るのも大好きですが、最近はもっぱら「Kindle」で読書しています。軽くて薄いkindleの中に数百冊の書籍データが入れられるので、旅行荷物の重量を気にすることなく読みたい本を旅のおともにすることができるのでおすすめ。私が個人的に感じているKindleの良さをあげると…

Kindleのメリット

  • 薄くて軽いから持ち運びに便利
  • こまめに充電しなくても大丈夫(1週間程度の旅行なら充電いらず)
  • 目に優しい(Kindke paper white愛用)
  • スマホのKindleアプリでも同期して読める
  • マーカー機能が便利(Kindle本体とスマホアプリで共有可)
  • 紙の書籍よりも安い本がある
  • Amazon prime会員は無料で読める本がある

ほとんどデメリットは感じていないのですが、あえてあげるとすれば…

Kindkeのデメリット:

  • 機器購入代がかかる
  • ページめくりの反応が悪いことがある(ハンドクリームつけ過ぎの時など)
  • いつかは寿命がくる

旅行中に読みたい本が何冊もあるけど荷物の重量やスペースは極力減らしたい!という方にはぴったりです。購入するならAmazonのセール期間中が狙い目なので、気になる方は予めスペックなどをチェックしてしておきましょう!

 

スペインはキリスト教徒イスラム教の文化が入り交ざっていたり、実は地域によってスペイン語(カスティージャ語)以外の言語が話される多民族国家であるなど、とても興味深い国。読書を通じて自分の中にスペインの知識をインストールしてから観光すると、歴史や文化に触れたときの感動がきっと増します。よいご旅行となりますように! 

 

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