3月13日から新型コロナウイルス感染拡大の影響で閉鎖されていたサグラダ・ファミリアの扉が来月の2020年7月4日、114日ぶりに開きます。※【追記】2020年10月30日、再び閉鎖されることになりました。
2020年3月13日から新型コロナウイルス感染拡大の影響で閉鎖されていたサグラダ・ファミリア。その扉が再び開く日が発表されました。再オープンの日程は「7月4日」で、3月13日以来114日ぶりの入場再開となります。これは1936年から1939年にかけてスペイン内戦で閉鎖されていた時期を除くと最も長い期間の閉鎖となります。
サグラダ・ファミリアの入場再開は3つの段階にわけて計画されていて、まず最初は医療従事者やロックダウン中最前線で戦ってきた方々への敬意を表す招待入場となります。
第1段階・医療従事者などに敬意を表して招待
サグラダファミリアを最初に訪問することになるのは、市の主要病院の医療スタッフとその家族になります。現在、市内の主要病院と連絡を取りその特権を伝えるなどの準備をしているといいます。
さらに市の安全を守ってくれている様々な団体、社会組織のスタッフ、 NGO、小売業者などを対象に招待を予定しています。この最初の段階を「トリビュートフェーズ」と呼びます。
- トリビュートフェーズの日程:7月4日(土)と5日(日)、7月11日(土)と12日(日)
第2段階・バルセロナ市住民を対象に無料開放
その後、「バルセロナタイム」と呼ばれる第2フェーズでは、バルセロナ市民に開放されます。バルセロナ市民は7月18日以降、12月31日まで毎週末の午後に無料で訪問できます(入場チケットの予約が必要、125,000人分の入場枠が無くなり次第終了)。
市民に対するこの特別なオファーには、長年大聖堂の近くに住んでいて建設工事と共存し続けているにも関わらず、中に入ることができなかった住民などにサグラダファミリアを楽しんでもらいたいという計らいの気持ちがあるといいます。バルセロナ市民はサグラダファミリアの内部を自由に、自分のペースで、人の「密」をきにすることなく、楽しむことができます。
- バルセロナタイムの日程:7月18日以降、毎週土日
- バルセロナタイムのチケット:6月16日から入手可能
バルセロナ・タイム(バルセロナ市民向け)のサグラダ・ファミリアのチケットは、6月16日からオンラインで予約可能(サグラダファミリア公式サイトはこちら)。入場の際はバルセロナに住んでいることを証明できるIDの提示が必要です。
第3段階・観光客への解放
そして第3段階では、スペイン国内および国外からの観光客への扉が開かれることになりますが、現在はまだ詳細未定。ロックダウンの緩和状況や、スペイン国内および他国からバルセロナへの旅行制限に関する詳細情報が固まり次第、正確な日付が発表されるとのことです。
【参考サイト】
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